閉鎖された『破産者マップ』が使用したグーグルマイマップの使い方
破産者マップ
誰もが自由にアクセスでき、公開されている破産者の情報の表現方法を変えるだけで、これほど多くの反応があるとは思わなかったのが正直なところです。国や自治体が持っているデータ、公表しているデータの表現方法を変えれば、そのデータの持っている本質的な価値に近づけるのではと思います
— 破産者マップ (@hasanmaptokyo) 2019年3月18日
一時間でアクセス数が100万を超えたとも言われる破産者マップ。
現在は閉鎖されてしまいましたが、ものすごい反響でニュースにも取り上げられました。
上記のツイッターのツイートには一理あると思っていましたが、どうやら個人情報保護法に引っかかるようですね。
たしかに官報には以下の情報が記載されています。
- 債権者
- 住所
- 官報公示日
- 裁判所
- 事件番号
上記のサイトで詳しく書かれていますが、運営者は公表にあたって本人の同意を取得しておらず、オプトアウトの届出も行っていないことから、個人情報保護法に違反するそうです。
法律って難しいですね。
まぁ、とにかく苦情が多かったようですね。
破産者マップに使用されていたグーグルマイマップ
間違ってたらごめんなさい。
と先に謝っておきます。
破産者マップで使用されたのはグーグルマップの機能の一つ、『マイマップ』。
意外とこの機能について知らない人が多いんですよね。
現在はスマートフォンでインターネットを行う人が大多数。
PCやMacを使って作業を行う人はかなり少なくなってきました。
『マイマップ』も基本的にデスクトップのパソコンを使用して作成します。
こういうやつですね。
グーグル マイマップとは?
マイマップを簡単にいうと、自分が気になった場所や行きたいスポットを地図上にマーキングする機能。
ピンだけでなくメモやルートなども一緒に保存しておける便利な機能なんです。
旅行の計や行ってみたいお店のチェック、道順なんかも保存できます。
どこかのサイトに書かれていましたが、「ITの地図のしおり」。
まさにこのキャッチフレーズがぴったりです。
マイマップの使い方
グーグルマイマップの使い方は以下の通りです。
グーグルマップを開き、左上の三本線をクリック。
バーが出てきたら「マイプレイス」をクリックします。
マイプレイスのタイトルの一番右側の「マイマップ」をクリック。
一度でもマイマップのマップを使用したことがあればそのマップを開くとマイマップに移動します。
グーグル検索で「グーグルマイマップ」と検索すれば簡単に出てきますけどね。
自分でマイマップを作成したいときは「新しい地図を作成」をクリックすると新規作成できます。
初期画面はこんな感じです。
レイヤーを追加したり地図に名前をつけたり、ポイントを保存したりできます。
住所や名称を検索したり、直接マップのポイントをクリックすると場所が表示されます。
「+地図に追加」をクリックするとマイマップに追加されます。
ピンをお好みのアイコンやカラーも変更できるんです。
こんな感じで観光名所の地図を作れたりするんです。
ちなみにこれは神戸北野異人館のサイトのマイマップ。
他ユーザーの作成したマイマップは自分のサイトに貼り付けることも可能。
自分で作成したマイマップを非公開にしたい場合は「共有しない」「限定公開」などの設定も行うことができます。
神戸北野異人館のマイマップは公開されています。
こんな感じですね。
「この地図を埋め込む」という項目からコードを取得、自分のサイトに貼り付けするだけ。
めっちゃ簡単なんです。
ここに官報の情報を挿入していきば破産者情報が出来上がるんですよね。
まとめ
この手法で破産者マップを作成したのではないでしょうか。
東京都内だけで3万7,000件のデータを打ち込むのって並みの作業ではないです。
それともAPIとか使ったのかな。
実は破産者マップについての記事は最初の趣旨と違う内容になってしまいました。
とにかく破産者マップを絡めたかったんです。
カラメルことできたかな。