5年前の呟きでも全然古くない!「ちきりんの多眼思考 モノゴトの見方を変える300の見方」
2005年から始めたブログ「chikirinの日記」の運営者である人気ブロガー「ちきりん」がツイッターでつぶやいた名言を書籍化。
憧れの人の呟きの名言集ということで期待して手に取った。
しかし2014年12月初版ということで、若干古いかなと思っていた。
ほんの数年前の情報や考え方でも日々変わり続け、「今」にそぐわないこともあるからだ。
しかしこの呟き集は非常におもしろい!
5年経ったからこそわかることや、全然色あせない思考・考え方であることがわかる。
ツイッターのつぶやきということで、ちきりん氏のつぶやきを引用した。
目次
- 生きること
- 働くこと
- 社会
- 少子化と高齢化と男と女
- ゆるく考えよう
- ビジネス
- ぐろーばりぜーしょん
- 自立&未来へ
生きること
「忙しい忙しい」って言うと、
— 女性の名言集 (@woman_meigen8) 2019年2月20日
「私は人生で何が大事か、
わかっていません」と
言ってるみたいな気になるから、
言いたくない
【ちきりん】
何か新しいことをやるときって、「お金かかるかどうか」より「時間をどれくらい必要とするか」のほうが大きな制約条件になるよね。欲しいものでそんなに高いものはないけど、やりたいことで膨大な時間がかかることはたくさんある。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013年5月6日
こびないこと。
— 心が強くなるコトノハ。 (@meigen_sekaQ) 2019年2月19日
憧れないこと。
うらやましがらないこと。
「すごい」と言われたら「やばい」と思うこと。
誇りをもつこと。
小さな池で満足しないこと。
楽観的に考えること。
一足飛びにすべてを手に入れようとしないこと。
自分の器を広げること。
人生の時間のどれくらいを誰と共有するかは、
— ハタ×日本の風景探求家 (@haway469204) 2018年8月12日
人生がどんなものになるかを、ほぼ規定する。
さっきのは、別に結婚相手ということだけじゃなく、どんな人と仕事するか、どんな人と食事するか、どんな人と飲みに行くか、とか全部だよ。 「誰と時間を過ごすのか」は、「何をするか」とほぼ同等(もしかしたらそれ以上に)大事
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013年4月18日
そもそもの大原則として、人を破滅させるのは「一回目の失敗」(浮気、投資や事業の失敗など)ではなく、「二回目の失敗」(それを誤魔化そうとする行為)である、ってことを、みんなよく覚えておくべきだよね。(ちきりん)
— aller a la chassebot (@alleralachasbot) 2019年2月17日
人生に大事なのは、希望とコミュニケーションのふたつ。このふたつを失うと厳しい。
— 忘れんといて (@mosquitoyellow) 2019年1月14日
働くこと
「思考力がある、ない」とか言うけれど、ちきりんが思うには、大事なのは「どれだけ考えたか」、つまり「思考の量」です。「思考力の高い人、低い人」がいるのではなく、「ナンも考えてない人」と「すごく考えてる人」がいるだけ。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2012年6月1日
あたしはどんな仕事をするときも、「この仕事を半分の時間で終わらせる方法はないの??」と、いつも考えてる。(人はそれを“さぼり”とか”呼ぶけど)、何十年もそうやって工夫してる間に生産性があがって、長い時間、働く必要がなくなってござるのよ。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014年1月7日
今、5分かけて話したことは、いったい何時間かけて考えたことなのか? ってのが、話してておもしろい人とそうじゃない人の差だよね。5分考えたことを5分話す人と、100時間考えたことを5分話す人がいるんだもん。おもしろさが違ってあたりまえ。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013年4月7日
「なんでも巧くこなせる優等生」より、「自分の好きなことに尋常じゃないレベルののめり込み方ができる」人のほうが「正解」になりつつあると感じる今日この頃・・
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013年5月9日
ものすごく魅力的な人を見つけたとき、「なんとかこの人と会える方法はないか?」と考える人と、「いつか、こんな人に会いたいと思ってもらえる自分になりたい」と考える人がいる。前者はメディア業界に就職し、後者は自分で何かを始める。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013年10月15日
ミスをした時にひたすら謝る人がいるんだけど、謝るより、次に同じミスが起こらないよう、どう仕事のやり方を変えるのか、それを教えて(考えて)欲しいよね。いくら謝っても、精神論ではミスは防げない。予防や、事前にミスに気がつける仕組みを作らないとダメです。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014年9月30日
上手くいかなかった時や負けた時に、「悔しいっ!」って思えることは上手くなれる。けど、そういう時に「けっ、つまんなっ!」って思ってしまうと、全く上達しないばかりか、嫌になってしまう。その違いをコントロールできるのかどうかが鍵。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014年5月17日
社会
過疎地で局所的な地域再生の成功例がでると、その周りの自治体は、余計に過疎化が進むのでは?
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014年5月9日
ひとつの村が子育て支援で若いカップルを呼び込むのに成功すれば、周りの自治体がその分、若い人を流出させてる気がする。
(1)日本の65才以上の人口は約3000万人、北朝鮮の全人口は2400万人。 (2)日本の74才以上人口は1609万人で、オランダの全人口とほぼ同じ。(3)スウェーデンの全人口930万人より、日本の78才以上人口(1085万人)の方が多い。すごいな。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2012年9月18日
2010年から2050年までの40年で、日本の人口って3000万人(23%)減るんだよね。3000万人って、今の「東京都、神奈川県、埼玉県」の3つを合わせた人口と同じなのよ。もしくは、九州全部と東北地方全部と北海道全部を合わせたより多いんですけど。。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013年5月27日
今、若者はもらえる年金が少ないとか、中高年の雇用を守るために正社員になれないとか言われているけど、あの頃の若者は、「鉄砲の玉が足りんから、お前ら敵艦に突っ込んで死んでこい」と言われてた。いつの時代も、社会の弱者である若者が犠牲になっている。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2012年8月15日
ゆるく考えよう
忙しい人生は嫌い。あたしは誰かに求められていないと自分の存在価値が確認できない人じゃないから。超ヒマな毎日でも、十分に生きる意味も生きる意義も感じられる。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013年4月18日
人生の時間を、できる限り、売りたくない。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014年5月28日
「最近の若者はダメだ」と言ってる中高年やシニアは、「自分が、最近のイケてる若者に相手されていないだけ」ということに気がつかない。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2012年10月28日
ビジネス
アマゾンが好きなのは、同じドライヤーでも色によって値段が違うことだよ。最初は驚いたけど、売れる色のが高く、売れない色を安くするのはマーケットとして当然。今まで、不人気色も人気色も同じ値段で売ってたほうが変だったのだと、あれで気がついた。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2012年8月19日
twitterは圧倒的に「市場的」だよね。つまんないコト言うと誰も返事してこない。おもしろいこと言うと、RTが殺到する。fbだと何言っても反応のレベルはそんなに変わらない。反応数は、言った内容より友達の多さに左右されるから。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2012年9月23日
ピザとかスーパーマーケットの配送って、大雨とか猛暑の日には、追加料金(100円ほど)を取ればいいと思うんだよね。んで、代わりに実店舗は「雨の日割引」をすれば良い。「価値に見合ったプライシングをする」ってのは、当たり前だと思うんだ。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014年10月7日
グーグル様が不要・価値なしと判断したサイトは(検索結果に表示されないことで)人に読んでもらえない。グーグル様が不要・価値なしと判断したメールもスパム判定され自動的にゴミ箱に放り込まれ、読んでもらえない。そのうち、グーグル様が不要・価値なしと判断した人間も・・・
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014年6月18日
ぐろーばりぜーしょん
独りであることを理解することは大事なことだと思ってる。一人旅ができない人と一緒に旅行はしないと決めてます。一人で生きられない人と一緒に生きるのも無理です【ちきりん】
— 女性の名言まとめ (@nalisakatec) 2018年6月16日
あと、「孤独」をきちんと知っておくことは大事だよ。その時、自分がどういう気持ちになるのか、どれくらいつらいのか(つらくないのか)、そういうことを知って、いつでも向き合えるようになっておいたほうがいい。よほど強い人以外は。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2011年11月20日
45歳にもなって、組織を離れたら食べていけないとか最悪。20年も働いてきて、何を学んでるの?って感じです。RT @enjoy1192: しかし、45歳定年は実際には困る。まだ子供が学生の人も多いだろう。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2012年12月30日
世界が変わるのを待つより、自分が変わった方が早いですよ。RT @310sk: まさに今岐路にたっています。一度辞めると、報酬が下がるのが、生活を考えるとネック…。現実、女性のアラフォー再就職って、超氷河期でしょう。ちきりんさんのいう世界に変わったらほんとにいいのにな。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014年6月10日
時代が変わる時って、予想の範囲を大きく超えて変わるよね。江戸末期に明治の世が、戦前に戦後の日本が、焼野原で今の東京が想像できていたとは思えない。未来は、今の予想を遥かに超えてると思ったほうがいい。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013年8月5日
「働き方を変えるなんて不可能」と思っている人にとっては、たしかにそれは不可能なんだよね。でも「できるかも?」と思う人には、可能かもしれない。さらに、「きっと変えられる!」と本気で思う人の多くが、未来の働き方を手に入れられる。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013年6月23日
ベストオブツイート
友達が少ないとか、給与が少ないとか、髪の毛が少ないとか、そういうことで悩む必要はないと思う。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013年10月7日
まとめ
今できること、間違った思考を強制するにはぴったりの書籍。
今の時代を、死ぬほど真剣に向き合って生きてやる!と思わせるような本である。
多眼思考モノゴトの見方を変える300の言葉!【電子書籍】[ ちきりん ]
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