入院番外編 自動車左折時の原動付自転車の巻き込み交通事故
夜に若い男性が緊急入院してきた。
その男性の家族や看護師さんの会話から推測すると入院してきた若者が原付に乗っていて、左折する車に巻き込まれたらしい。
「車の方が圧倒的に悪い」と彼が言い、当然家族も彼の見方をしている。
そのことに関して自動車、そして大型二輪免許を持っていて、昔はよく原付にも乗り、今も125ccのスクーターに乗るオレが気になる点、異論があるので説明する。
怪我の具合と事故状況
彼の怪我の状況は足の打撲で済んだらしい。
翌日、検査後に退院して帰って行った。
大したことがなくて本当によかった。
さて、事故の状況だが最初の説明の通り原付で走っていて、左折する車に巻き込まれたらしい。
彼の説明では車が左折する直前で指示機を出したので避けることができなかったらしい。
社会的に責任が重いのは自動車だが…
事故の過失割合は原付対自動車だと2対8か、1:9だろう。
これはあくまでも法律上の話である。
車、原付の両方に乗った経験があるからこそわかることがある。
- 車間距離は十分とっていたか?
- 原付は車と並走していなかったか?
- 原付は車の後ろにはいなかったのか?
原付が左折する車に巻き込まれるのは車と並んだ状態で併走しているか、または左折する車より後ろにはいる状態である。
原付が横に入れば車が左折するかどうかわからないし、車の後ろにいれば左折する直前は必ずブレーキを踏むので巻き込まれは回避できたはずだが…
巻き込んでしまった自動車運転手にしてみれば、ついてなかっただろう。
自分の体は自分が責任を持つしかない
原付運転手の意識の問題があると思う。
- 原付が巻き込まれて事故に遭うまで事故の当事者の1人になるという認識がない。
- 自動車側は自分(原付)を見ていると思っている。
過失割合を見ても社会的には事故したのは自動車の運転の仕方が悪いと思われるが、原付側の併走や車間距離の問題を見逃してはならない。
まとめ
今回の入院してきた彼が1日で退院できるくらいの差状態で本当に良かった。
もし、巻き込まれたのが乗用車ではなく、トラックなどの大型車だったとしたらと考えて欲しい。
どちらに原因があるかではなく、事故を起こしたらお互い嫌な気持ちになる。
そして、ウィンカーを出すのが遅くて巻き込まれてた車が大型車だったとしたら、家族が悲しむ。
原付運転手(特に学生)は安全運転で新生活を送ってください。