隠れた高校野球名作マンガ「クロカン」プレビュー
夏の甲子園大会が連日熱戦が繰り広げられています。
今回は野球漫画教えに関する漫画の紹介をしたいと思います。
クロカンとは?
「クロカン」とはあの有名なドラゴン桜を描いた三田紀房氏の高校野球を舞台にした漫画です。
1996年から2003年まで「週刊漫画ゴラク」で連載された漫画で監督が主人公という特徴的なマンガです。
現在では監督にスポットを当てた漫画、例えばサッカーのジャイアントキリングなどが有名ですが、それらの漫画の先駆けとなっています。
内容はどことなくドラゴン桜チックになっていて突っ込みどころも満載の漫画ですが、とても面白いです。
ではあらすじを紹介したいと思います。
あらすじ
甲子園初出場を目指す強豪校の監督として命名采配を振るい、見事甲子園出場を果たすが、OBや学校側との衝突から甲子園出場を果たしたにも関わらず、桐野高校の監督を辞任することになった監督の黒木竜二。
その後、学校側からではなく生徒からの誘いを受けて弱小校の監督になり、学校が廃校になるまで、3年間の高校野球の出来事を描いたとても面白い漫画です。
弱小高校就任1年目には坂本と言う隠れたすごいピッチャーが鷲ノ森高校に在籍していて彼を要し甲子園ではベスト4まで進出します。
その後、過疎地であった鷲ノ森高校の廃校が決まり、新たな生徒の募集を停止、最終的には3年生13人のみで甲子園を目指し見事優勝する物語です。
めっちゃネタバレしちゃいましたね。
みどころ
同じ作者が書いたドラゴン桜と言う漫画は非常に面白かったのですが、そんな簡単で単純なやり方で東京大学に入れるのかと言うツッコミを当時よく見かけました。
クロカンという漫画も監督が野球をするわけではないのに監督が入っただけでものすごく強くなってしまうと言うのはどうも違和感があります。
しかし1人のすごい選手がいればその人によって他の選手の能力も上がっていくと言うのも事実です。
非常に面白かったのは練習の対価としてお金を払えと言うとんでもない監督だと言うことです。
現在、このような漫画があったり、このような行動とれば非常に大問題になるはずなのですが…
しかし、高校生といえども、練習の対価にお金を払うということは、練習に対して真剣に取り組み、吸収しようという意欲が出てくるのではないでしょうか?
批判を受けるかもしれませんが、こういうのも「あり」かなと思います。
練習、試合、全てにおいて
「自分で考えろ」
「自分で決めろ」
「現実を直視しろ」
といい続けるクロカンはまるで「ドラゴン桜」の桜木先生のよう。
マンガだけでなく、現実の世界でも心に刺さる名言も多いです。
まとめ
短期間に読むとたった3年間しかない高校生活で選手たちの成長が手に取るようにわかるのがとても面白い。
タッチやH2、ドカベンなどの定番の大人気野球マンガは誰もが知るとても面白い野球マンガです。
しかし、あまり知られていなくてもなかなか面白い高校野球マンガが存在します。
他にも隠れた名作があれば教えてください。
クロカンはマンガBANGというアプリで2017年8月31日まで無料で読むことができます。